【設立趣旨】
長崎県伊王島は、昭和47年の閉山後、人口は急激に減少し、現在、約450人の過疎の島となっています。
一方、平成23年には伊王島大橋が開通し、夏場を中心に約20万人もの観光客が島を訪れるなど、
現在、島は、やすらぎ伊王島リゾートを中心に、みごとに再生の歩みをはじめております。
また、近隣には、観光客が年々増加し産業遺産としての文化財指定の動きがある軍艦島をはじめ、坑道をめぐるトロッコ列車など新たな観光スポットとして注目される池島、そしてグラバーゆかりの高島など、日本の近代化の礎を築いた島々があり、ここ伊王島は人が行き交う交通の要衝としての役割も期待される位置にあります。
このような中、島民、定住者を問わず、伊王島を愛してやまない私たちは、島民がいきいきと暮らせるよう「みんなの英知を結集し、まずひとつ、成功例をつくろう!」をスローガンにのもとに立ち上がりました。
そして、伊王島を拠点とし、高島、池島の方々とも手をつなぎ、それぞれの地域資源を更に磨き上げ、より魅力ある島とすることを目指して行動することといたしました。
活動にあたっては、NPO 法人化することで社会的責任を明らかにするとともに、伊王島内外で活動する団体等との連携、交流を深め、活性化につなげていくという思いを込め、名称を「長崎 Islands Act 3(ながさき アイランズアクトスリー)」とします。
この法人は、地域の皆様の理解と協力を得ながら、まずは伊王島の文化を活かした夏祭りの企画を進めるとともに、第一に伊王島での成功例を目指して、観光資源の発掘や語り部の養成などを含む観光ルートの発掘や、菜の花や桜での賑わい演出などを進め、更に高島や池島の方々とも話し合いながら、世界に目を向けたマリンロマンを抱く青少年を育成するための交流合宿や探検を行うウェストオーシャンキッズ海族隊構想などの実現に向けた取組みを行うこととしています。
私たちの思いに理解をいただき、多くの団体、住民の皆様の参加をお願いするものであります。
【申請に至るまでの経緯】
伊王島、高島及び池島の方々との意見交換を通じて、「地域資源を活用した三島(伊王島・高島・池島)交流による定住促進策」という企画案の提言を行いました。
この実現へ向け、できることからはじめようと法人の設立に至りました。島民や関係者の英知を結集して、伊王島がより魅力的になることで沢山の人々が訪れ、また住民にとりましては住み良い島となるように企画するものとします。
[理事長]久遠龍史
[理事]池下学/利光一紀/辻田仁宜
[監事]佐藤義太郎