水中探査ロボット(ROV)の組立教室2018を開催しました。

10月8日に、今回で2回目となる「水中探査ロボット組立教室(以下:ROV教室)in伊王島」を開催しました。

事前申込で参加者を募ったのですが、なんと昨年の倍の参加者23名が集まってくださいました。

 

ホームページで情報を見つけて来られた方も本当に有難うございました!

 

 

開催当日の教室の様子を順に紹介していきたいと思います。

 

まずは、長崎総合科学大学付属高校の久留先生による「海の環境、海草に関する講演」がありました。

子供達も海草クイズをばっちりと答えて、覚えの早さと的確さに驚きです。

きっと食卓に出る海草にも興味を持って食べられると思います。

 

 

海に関心を持ったところで、お次はメインのROV組立です。

 

専門分野である長崎総合科学大学の松岡先生が組み立て方を教えます。

 

教わったところで、各班に分かれて組み立てていきます。

各班には長崎総合科学大学付属高校のサイエンス部や、長崎総合科学大学の学生が難しいところをサポートしていました。

同じ道具なのに、どの班も違った形が出来上がって行くのは不思議ですね。

きっと海で動かしている様子を想像していると思います。

 

 

各班ROVが完成すると、次は会場移動です。

伊王島にある漁港で実際に走らせてみました。

ROVにはスクリューの他にカメラがついていて、コントローラーの画面でも海中を見ることができます。

海中を撮影していると、タコが足の覗かせて盛り上がり、海底の様子も見ることができました。

潜水しているROVです。

 

 

さぁ、海中では海草や魚はたくさん見えたのでしょうか、

 

 

 

組み立てた会場に戻って映像を確認すると、

海底の様子とタコの足はしっかりと映っていましたね。

 

 

その後、海の様子について西彼南部漁業協同組合伊王島本所の取り組みについて講演がありました。

漁師さんは魚を獲るだけの仕事ではないのです。

海を守るための活動もしている貴重なお話しをしてくださいました。

海の中に捨てられるゴミは何週間、何ヶ月、何年で分解されるかという話も、クイズ形式で楽しく学べたと思います。

私自身も凄く勉強になりました。

 

 

これで全てのスケジュールが無事完了しました。

 

「楽しかった」「またやりたい」「もっと操縦したかった」などのお声もいただき、とても有意義な時間を過ごしていただけたのかなと思います。

 

参加者の皆さん大変お疲れ様でした。

 

 

なお本事業は、

一般財団法人みなと総合研究財団の「未来のみなとづくり助成(港・海辺活動)」の助成を受けて実施しました。